やらかす、をたくさん

メールを送るときって、送る前にあれだけ見直しをしているのに、送った後になってから、不備や不足に気づくことが多々ある。
極端なときだと、送信ボタンを押した瞬間に、「あ、あの表現誤解されるかも!」とか「あ、あのこと書いてねぇ!」となることがある。
つまり、なぜだか、送った瞬間に、それまでと自分が書いた文章への見方が変わる、というか、急に客観的になるような気がするのだ。
自分の文章が物理的に自分から離れてしまうと、それへの見方も自分から離れて客観的になるような気がする。
羽生さんの本読んでいたら、同じようなことが書いてあったので引用します。

羽生・悪い手は指す直前に気づくんですよ、「ああー」って。
   でも盤面に置いてしまうと駄目ですから。
二宮・打つところで気づくものですか。
羽生・ええ、だいたい。または、置いた直後に。
二宮・素人将棋だと「ちょっと待った」ということもできますが(笑)。
羽生・きっと着手が終わった瞬間に、盤面を見る目が変わるのだと思うのです。
   その習慣に相手の手番になるから、それでふと客観化して見たらひどいミスだったと。
(簡単に、単純に考える p73)

簡単に、単純に考える (PHP文庫)

簡単に、単純に考える (PHP文庫)

ただ単にそれの見た目が(物理的に)変わるから、そのようなこと(客観化)が起こるのかな?
将棋だったら盤面が変わり、メールだったら下書き形式から送信済みメールの形式へと変わる。
(こっちの方が優勢な気がするが、、、)

まぁそれは置いておいて、
(駒を指す直前、送信ボタンを押した瞬間にわかる、というのはこれでは説明できないから、、)
以下、羽生さんが言っているようなことを「やらかす」と呼びます。

で、思ったこと。
じゃあ、もうやらかしちまえばいいのでは?
やらかしまくって、事後的に客観性を身につければいのではないか、と。
ある程度もんもんとした後は、時間をかけずにもうメール送ってしまえ、と。
そうやって、文章を書く能力(というか経験知?)を身につければいいのでは?

でも仕事では中々できませんね。
でもブログでなら、「あ、やらかした」と思っても大丈夫だよね。。。

ということで、ブログを用いて、「あ、やらかした」をたくさん実践したいなと思います。
そうやって経験を積むことで「やらかす」を減らしていけたらいいな。