締め切り前に打開策がひらめく理由?

ドナルド・ノーマン 「感情に訴えるデザインの3つの要素」
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/don_norman_on_design_and_emotion.html

深さ優先処理(depth-first procssing)
 不安感が集中させてくれる。
 不安な時には、脳の中の神経伝達物質が放出され、深さ優先の思考をさせる。

幅優先の問題解決(breadth-first problem solver)
 楽しい時には、前頭葉ドーパミンが放出され、脳は幅優先の問題解決をするようになる。
 まわりの刺激を受けやすく、より自由な発想をするようになります。

なるほど、2種類の思考があるのだな。
なんか、自分の行動と照らし合わせてみても納得する。

期限のちょい前になって、打開策が見つかって、
必死になって直前まで資料の作成を行ことがよくあったのだ。
ただ、期限直前なので、時間がなく、資料の完成が間に合わなかったということもある。。。

この現象は、こういう理由だったのか。
どうにか、期限の直前ではなく、もっと余裕がある時期に"深さ優先"な思考ができれば良いのだが、、、そうできないのは、自分が不安感を抱いていないからなのかもしれないな。。
もっと不安を煽らないといけないかもね、自分に対して。

まぁ、
ドナルド・ノーマンさんの言っていたことは、合脳的に活動するために、使える代物のような気がします。どんどん活用していこ!

【実例】

時間に余裕があれば、もっといい手が思いつくものですか。
逆に追い立てられると、いい手が絞り出されてくるとか。
情けないんですけど、私などは原稿は締め切りが迫って時間に追われるときの方が以外にいいものが書けたりするんです。
無制限に時間があったらいいものが書けるかというと、悲しいけどそうでもないんですね。
(簡単に、単純に考える p77-78)

【補足1】
昔、漫画家さんのドキュメント番組を見て、
「一週間に一度の締め切りに間に合わせるのって大変だよな〜。しかもよくそんな中でいいものが、きちんとストーリーとして後々になっても生きてくるようなものが作れるよな〜」
と思っていたと同時に、
「もっと時間があれば、いいものが書けるんじゃないかな?」
などと思っていました。
しかし、時間があればいいものが書けるってわけではないんだね。
そこら辺のことが、今回はハラオチした気がします。
でも、おれの場合だけかもしれないけど、
やっぱり締め切りの後に少しだけ時間が猶予されたら、きっとよりいいものができる気がする。
今までの経験と照らしてみても。。。
でも、きっと一流の人間は、そこんところも意識的にもしくは無意識的に計算して、締め切りまでに、完全なるものを持ってくることができるようになっているんだろうな。
おれも、そうゆうところを身につけたいよ。

【補足2】
締め切り効果、という言葉があるらしい。
今回のエントリで触れたことも合わせて考えて見ると、締め切り効果には、2つの特徴があるように思えます。
1つめは、上でも述べたように、締め切りが近づくと、不安がつのることで深さ優先の思考が始まる。それによって、問題解決のためのアイデアが湧く。
2つめは、締め切りがあることで、