学びの窓と発信の窓
「タイムウィンドウ」
茂木健一郎が、NHKの「めざせ!会社の星」という番組で使っていた(心理学の?)用語だ。
そうそうこれ。
「脳にはタイムウィンドウがある」
タイムウィンドウとは、物事の始まりから終わりまでの制限時間のこと。
相手の要望に即座に応えることで(=タイムウィンドウの範囲内で応えることで)好印象につながるといいます。
「知らなきゃソンする!スーパー人脈術(前編)」 2011年2月20日放送
つまり、
「子供が質問をしたまさにその時に、その質問に答えることで、子供のそれに対する吸収度が最大になる」
的なことだったと思う(適当)。
つまりつまり、「知りたい!」と思ったそのときが、それについて学習する絶好の機会である、
ということなんだと思います(超適当)。
これには、私にも似たような経験があります。
例えば、卒業論文を書いていた若かりしとき。
論文の書き方に関する本、を購入しました。
(以下の本です。とてつもなくいい本にめぐり合えたと思います)
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/05/06
- メディア: 単行本
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論文の書き方系の本は、固くて固くて、読めたものではありません。
しかしこの本は、最後まで読み通すことができました。
この本は、「最後まで読み通せるように」と、著者が「はじめに」で宣言しているくらいですから当たり前のことかもしれません。
しかし読み通せたのは、本の良さもさることながら
やはり、論文の書き方に関する私のモチベーションがこの時MAXだったからだと思います。
つまり、その時が、論文の書き方に関するタイムウィンドウが開いていた時なんだと思います。
知りたい!という要求が一番大きかった時だったんだと思います。
(必要に迫られていたからですが)
で、このタイムウィンドウ。
何も、何かを吸収するときだけの窓ではないと思います。
何かを発信したいときにも、このタイムウィンドウが関係してくると思います。
ふと何かを思ったその時その瞬間が、
それに対して一番しっくりくる表現をできる、一番の機会なんだと思います。
だからtwitterには、コピーライター並の気持ちのいい名言が多い。
(勝手な統計です。具体例も提示できませんが…)
すなわち、書いておきたい、と思った「思い」を持った瞬間が、
一番それを「忠実に」かつ「分かりやすく」かつ「表現豊かに」書ける瞬間である、
と私は思うわけです。
だから、あとで書こう、なんて思っていると、
その思いの内容は伝えられるかもしれないが、それを発見したときの感動までは書くことはできないでしょう。
だから、思い立ったら、みんなみんなtwitterでつぶやこう。
...なんだこの結論は。
【補足1】
俳句だとか短歌の世界で、同じような言葉があったような気がするんだけど、
なんだったっけ?
【補足2】
この卒業論文の経験から、何かに対してモチベーションが高いとき、
それを利用して本を読んだり買うようになりました。
この時を逃すと、もう対象としている事柄に関して、モチベーションの高いまま
接触することはできない、と観念してしまっているからです。
なんか寂しいことだよね。